20代の平均貯金額は?無理なく貯金する方法

社会人になって、周囲で結婚ラッシュが始まったり、住居の購入を考えるようになったり。

20代の前半こそ好きなことに自由にお金を使えますが、30代が迫ってくると途端に貯蓄をしなきゃいけないと焦るようになりますよね。

今回は、20代の平均貯金額のほか、主なライフイベントに掛かってくる費用、貯金のコツなどをお話していきます。

お金が入用になった際に焦らなくて良いように、計画的に貯金していきましょう!

20代の平均貯金額は113万円

20代の単身世帯の金融資産の平均保有額は113万円です。

金融資産とは、預貯金のほか、株式や投資信託、生命保険など金融商品などを合わせたもののことを言います。

金融広報中央委員会による20代の金融資産保有額の割合は、以下のようになります。

金融資産保有額割合
金融資産非保有
(無貯金)
43.2%
100万円未満28.3%
100万円以上〜200万円未満8.8%
200万円以上〜300万円未満4.8%
300万円以上〜400万円未満3.6%
400万円以上〜500万円未満2.5%
500万円以上〜700万円未満2.9%

平均額は113万円でしたが、実際には無貯金が43.2%、100万円未満が28.3%と100万円も貯金していない方の合計は70%を超えます。

20代の中でも収入によって、貯金額に大きな差が出ていると言えるでしょう。

平均貯金額は113万円です。結婚や出産の際に、これで足りるのでしょうか。次の見出しでお話していきますね!

結婚や出産にはいくら必要?ライフイベントの費用

20代後半に差し掛かってくると、途端に周囲が結婚しだしたりしますよね。そうなると、結婚の費用や出産費用も気になってくるところです。

費用が掛かるライフイベントには次のようなものがあります。

  • 結婚
  • 出産
  • 住居の購入
  • 教育資金
  • 緊急資金

どれも30代に差し掛かると、意識せざるを得ない費用ですね。

これらに掛かる費用は一般的に次のようになります。

ライフイベント費用の目安内容
結婚約469万円結納〜婚約・新婚旅行まで
出産約52万円入院料・室料差額・分娩料・検査・薬剤料・処置・その他
住居の購入約3,494万円建売住宅の場合/マンションは約4,521万円
教育資金約1,002万円幼稚園〜高校まで公立、大学のみ私立の場合
緊急資金約60万円生活費の1〜3ヶ月分
参照:日本FP協会

こうやって見ると、けっこうな額が掛かりますよね。全部を前もって貯金する必要まではなくても、きちんと計画性を持って貯金することの大切さがよく分かります。

いついつまでに結婚して、出産をして、と逆算をするために「ライフプランニングシート」の活用がおすすめです。

貯蓄はしているけれど、なんとなく不安という方も、ライフプランニングシートを利用して具体的に必要な金額を書き出していくことで貯金の目標額を決めやすくなりますよ!

20代が無理なく貯金する方法5選!

貯金が大切なことはわかったけれど、どうやって貯金をしたら良いのかわからない…、そういう方のためにちょっとした貯金のコツをお話します。

  • 預貯金用口座を作る
  • 家計簿をつける
  • 固定費を見直す
  • 資産運用をする
  • ATMからの引き出し回数を決める

ひとつずつ丁寧に解説していきますね。

預貯金口座を作る

まずは預貯金口座を作る方法です。

この時、「収入ー支出=貯金」にするのではなく、「収入ー貯金=支出」という考え方をすることが大切です。

毎月の貯金額を決めておき、収入が入ったらすぐに貯金をするようにしましょう。

毎月の貯金額は、ライフプランニングシートを活用して決めるようにしましょう!

ただし無理がないようにすることも大切です。

家計簿をつける

家計簿をつける方法もおすすめです。

家計簿をつけることの一番のメリットは、「自分が何に一番お金を使っているのかがわかる」という点です。

手書きが面倒くさい方もいらっしゃると思いますが、そういう方には「アプリ」がおすすめです。

ご利用のスマホで簡単に家計簿をつけられます。

無駄遣いを見直すためには家計簿をつけましょう!

固定費を見直す

光熱費のほか、通信費などの固定費を見直すことも大変有効です。

特に通信費は、格安スマホも多いため見直しやすいのではないでしょうか。

月間3GBまでを最安990円〜利用できるUQ mobileでは、節約モードといって速度は落ちるけれどその分データ通信をカウントしないモードもあるため、実質無制限に利用することができます。

また電気料金に関しても、携帯の支払いとまとめることで、電気の質は変わらずにポイントが付与されるようになるためおすすめです。

電気を変える際には基本的に、検針票があればそこに必要な情報がすべてあるためすぐに乗換が完了しますよ!

資産運用をする

iDeCoやNISAなど税制上の優遇が受けられる制度の利用がおすすめです!

つみたてNISAでは、1年間に40万円、20年間で合計800万円まで非課税投資枠が設定されています。

少額で始められ、投資も自動で行ってくれるため、手軽に始めることが出来ます。

iDeCoは特にフリーランスの方におすすめです。職業によって毎月の積立可能額が変わりますが、フリーランスの方は6.8万円まで積立可能です。

資産運用の方法は、運用方針によって「預貯金」「投資信託」から選ぶことができ、預貯金にすれば原本割れのリスクがありません。

  • お金を貯めるちょっとしたコツ5つ!

    お金を貯められずに、将来への漠然とした不安を抱えている人も多いですよね。 お金の貯め方は、学校でもきちんとは習…

  • 【20分で丸わかり】転職活動時の就業先条件の見方

    初めて就職をする方、現在の会社に不満があって転職を考えている方に向け、今回は「就業先の選び方・条件の種類」をま…

  • 円安・円高とは?簡単にFXでよく見かける用語を解説!

    ニュースやFXでよく見かける「円高・円安」という用語。 アナウンサーさんが「現在は米ドル〇〇円で、円安となって…

  • FXとは?わかりやすく一言で解説!

    FXは英語でForeign Exchangeの略称です。 元々は「外国為替取引」という意味でしたが、現在は「外…

  • クレジットカードの選び方のポイントは3つ!

    現金を持たなくて良かったり、利用することでカード会社特有のポイントが貰えたりしてお得なクレジットカード。 クレ…

資産運用を活用して、老後にゆとりを持ちましょう。

ATMからの引き出し回数を決める

とてもシンプルな方法ですが、「ATM」からの引き出し回数や、引き出しをしても良い日程を決めるのも有効です。

例えば、月5回まで、とか、毎月10日、20日のみ、というように。

現金を使わない方の場合には、「買い物をしても良い日」を決めると良いでしょう。

お金を使う際に、自分とのルールを決めると良いですよ!

【まとめ】「収入ー貯蓄=支出」という考え方をする

  • 20代の平均貯金額は113万円
  • ライフプランニングシートを活用して計画的に貯金をする
  • 貯金をする方法①預貯金口座を作る
  • 貯金をする方法②家計簿をつける
  • 貯金をする方法③固定費を見直す
  • 貯金をする方法④資産運用をする
  • 貯金をする方法⑤お金を使う際にマイルールを作る

先のことを考えて、計画的に貯金をすることで「いざ」という時に頭を痛めなくて済みます。

お金は使い方も大切ですが、貯金をする際には「収入ー貯金=支出」という意識を大切にしましょう。

早いうちから貯金をすることで、毎月の貯金に対する負担を軽減することができますよ。

でも一番は無理なく行いましょう!人生は楽しく!楽しい人生のために貯金をするのですから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

お金の知識や、会社の構造など、社会人として必要な知識をほぼ持ち合わせていなかった20代の女が、自分のためにきちんと勉強をするように。この記事では勉強の過程で得た知識を、わかりやすく解説していきます。

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次